著書

ロベルト・ピネイロ・マチャード

 
 
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『カントやナーガールジュナ:解釈学としての哲学の終わりを迎えて』(原文フランス語、324頁)

2008年9月 L’Harmattan 出版社(パリ、フランス)

 

比較的哲学の分野に当たる書籍。西洋近世哲学と古代インド仏教哲学の比較研究。イマヌエル・カント(1724年-1804年)やナーガールジュナ(龍樹、2世紀頃)の認識論、論理学、そして倫理学の共通点を考察する学術書。カントの『純粋理性批判』(1781年)とナーガールジュナとの『ムーラマディヤマカ・カーリカー』(『根本中頌』)比較的に分析。多元主義、すなわち哲学が総合的な働きであると指摘し、多様性を容認・肯定する原則を主張する。

 

 
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『東京ジャズ』(小説、原文ポルトガル語、224頁)

2015年9月 Multifoco出版社 リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)

 

1990年代東京のジャズクラブやナイトライフの世界を描く小説。

 

 
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『ブラジルの歴史:文化、社会、政治 1500–2010』(原文英語、485頁)

 2018年 Cambridge Scholars Publishing(イギリス)   

ブラジルの歴史の学際的入門。政治、経済、国際関係、社会、文学、音楽、芸術などが解析的や歴史的な方法によって紹介される。植民地時代(1500年-1808年)に当たるポルトガルやスペインの間に行われた南アメリカ大陸の地域支配への争いからブラジルの独立にかけて(1808年)、その地域に移植されたポルトガル文化や官僚制を提示する。ブラジル帝国時代(1822年-1889年)に行われた国家文化の成立、すなわち王国政府の支持によって促された独特な文学や芸術の作成が分析される。立憲君主政から共和国への変転、そして奴隷制廃止以降のブラジル合衆国時代(1889年-1930年)に起こる社会的展開が描写される。結束主義や労働組合主義の出現を伴ったヴァルガス時代(1930年-1945年)、資本主義やリベラリズムが発展したポプリズモ時代(1945年-1964年)、人権侵害が特徴となった軍事独裁政権時代(1964年-1985年)、そして民政移管(1985年)以降のブラジルの歴史を学際的な観点から提示する書籍。